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降誕日《自由と友愛の独立カトリック教会大主教牧書》

愛する主にある皆さまへ  主の降誕を祝うこの聖なる日を、皆さまと共に迎えられますことを、心より感謝申し上げます。  いま世界の片隅で、またこの国の小さな教会のひとつひとつで、キリストの御名をたたえ、御降誕の喜びにあずかる祈りが捧げられています。この日は、まぎれもなく、神の愛が限りなく私たちに注がれた日であります。  御子イエス・キリストは、天の栄光を離れ、人間となられ、貧しさと弱さを担ってこの地にお生まれになりました。  「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた」(ヨハネによる福音書1章14節)。  この神秘は、神が私たち一人ひとりの痛みを知り、喜びを共にされ、最も低きところにまで降りて来られたことの決定的な証です。  そして、それはすべての人の命と尊厳が、神にとってかけがえのないものであることを、揺るぎなく宣言する出来事でもあります。  この主の降誕の恵みの中で、私たちもまた、新たに召し出されています。いま世界は、戦争や暴力、貧困や孤独、分断や不正の暗闇に覆われています。  しかし、そのただ中に、御子は平和の主としておいでになりました。  「地には平和、御心に適う人にあれ」(ルカによる福音書2章14節)との天使の歌声は、遠い昔の出来事ではなく、まさにこの時代に生きる私たちへの呼びかけであります。  愛は行動を伴うものです。隣人に寄り添い、苦しむ者と共に立つこと、貧しき者の声に耳を傾け、孤独な魂に光を灯すこと。  小さな行いのひとつひとつが、神の国の訪れを告げる種となるのです。  わたしたちは今、この降誕の愛に動かされて、平和の器、和解の道具として歩み出すよう招かれています。  どうか、このクリスマスにあたり、皆さまの上に、豊かな祝福と慰めが注がれますように。  そして、歩みの先に待つ新たな年が、希望に満ち、健やかでありますように、心よりお祈り申し上げます。  キリストの光が、皆さまの心に、家庭に、そしてこの社会に、変わらぬ輝きをもたらし続けますように。  主イエス・キリストの恵みと平和のうちに。  2024年12月25日 降誕日  自由と友愛の独立カトリック教会  大主教 佐藤俊介

同性婚法制化に関する声明――福岡高等裁判所判決を受けて《自由と友愛の独立カトリック教会》

同性婚法制化に関する声明――福岡高等裁判所判決を受けて(自由と友愛の独立カトリック教会による) ※副題(“福岡高等裁判所判決を受けて”)は、時事的背景と信仰的応答を結びつけるために添えています。  本声明は、2024年12月13日の福岡高裁判決を受け、同性婚法制化の信仰的・倫理的正当性を明確にし、これを強く支持するものである。  自由と友愛の独立カトリック教会は、憲法の精神、国際的先例、国内の政治的成熟をふまえ、同性婚を「神の愛と正義に根ざした祝福の契約」として受けとめる。すべての人の尊厳が守られ、神の像にかたどられた者として祝される社会の実現に向け、祈りと行動のうちに歩むことを誓う。
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